増圧ポンプ点検

飲料水の安全性がより強く求められる中、衛生的で省スペース、省エネルギー、省コストと多くのメリットをもつ増圧給水ポンプが普及していますが、東京都や横浜市は増圧給水ポンプについて、1年以内ごとに1回の法定点検を義務付けています。

増圧直結給水方式とは

給水管に増圧ポンプを設置し、水圧の不足分を増圧して、中高層階まで直結給水する方式のことです。

水道管から直接蛇口まで増圧ポンプで給水する直結増圧式給水は、受水槽式給水と比べてより安全でおいしい水の供給や省エネルギーの推進、建設費と維持管理費の低減が期待できます。

配管内の圧力や水量に応じて運転しており、インバーターを使用した機種が主流です。インバーターを各ポンプ毎に搭載し、漏電、ポンプ故障時等には自動的に待機中のポンプに切替えて運転を続けます。起動や停止の正常な運転状態を常に維持するために、1年以内毎に1回定期点検を行うとともに、必要の都度、随時に保守点検・修繕を行う必要があります。

点検項目

点検内容

  • 逆流防止器・・・第1逆止弁、第2逆止弁、第2閉止弁、逃がし弁
  • 圧力タンクの封入圧の確認
  • メカニカルシールの漏水の有無
  • 外部警報出力の確認(無電圧a接点)
  • ポンプ運転電流値測定
  • ポンプ絶縁抵抗値測定
  • 運転圧力、起動圧力、停止圧力の確認
  • モーター部の確認
  • 制御部の確認

点検の一例

点検項目に沿って点検し、既定の報告書を作成・提出致します。

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