誘導灯 設置・点検・交換

誘導灯の設置・点検・交換は、電気工事士・消防設備点検資格者在籍の

ひまわり電気設備にお任せください。消防署への提出用書類も作成いたします。

誘導灯とは

 誘導灯は、避難口と呼ばれる「直接屋外に避難できる扉」や、避難口に通じる通路に設置する、標識を内蔵した箱型照明器具のことです。

 建物から避難できる方向を示したピクトグラムやピクトグラムを照らす照明器具で、停電時でも点灯させるための蓄電池を内蔵し災害時に停電や断線が起こると非常電源に切り替わり点灯し、誘導灯が指し示す方向を辿っていくことで、安全な屋外に避難することができます。

種類

避難口誘導灯 通路誘導灯
直接外部に通じる扉、階段に通じる扉など、開口部に設ける誘導灯 避難口がある方向を示す誘導灯
客席誘導灯 階段誘導灯
階段が多い劇場でもつまづかないように安全に移動するために足元を明かりで照らす誘導灯 避難経路となる階段や傾斜路に設ける通路誘導灯のひとつ。非常用の照明装置と兼用することが可能

設置基準

直接外部に通じる扉、階段に通じる扉など、開口部に設ける誘導灯である。開口部の上部に誘導灯を設けることで、「この扉(開口部)は安全な場所に続く通路である」ということが明確になる。

避難口誘導灯を設置しなければならない場所

  • 屋内から直接地上に通じる出入口
  • 直通階段の出入口
  • 不特定が利用する100m2を超える居室の出入口
  • 特定の人が使用する400m2を超える居室の出入口
避難口に向かう通路に設けられ、原則として、「どの位置からでも誘導灯が必ず1ヶ所は見えること」という基準で配置する。曲がり角や交差点があれば、その部分に設置して避難口へと誘導を行う。曲がり角や交差点が多数ある場合は、通路誘導灯が非常に多くなってしまうことがある。何度も扉が連続するような場合も同様、複数の誘導灯が必要となるが、最初の一箇所のみとするなど、設置台数の削減についての協議を所轄行政と行うと良い。

区分

施工例

施工例①:誘導灯設置工事

分電盤より専用回路を引き、通路誘導灯と避難口誘導灯を設置しました。

階段部 出入口

施工例②:誘導灯交換工事

経年劣化に伴い老朽化した通路誘導灯を交換工事いたしました。

交換前 交換後

点検

定期点検報告の義務

誘導灯は、消防法の消防用設備等として、 関連法令に基づき、維持管理し、定期点検及び報告の義務があります。

 

点検の概要

  充電モニタ(緑色LED)
点灯 正常
消灯 バッテリーが充電されていない (電池コネクタ外れなど)
点滅(自動点検機能付の場合) 充電時の電池電圧不足 電池寿命

目視確認・・・ランプの点灯、本体などの外観の汚れを確認してください。

充電モニタの確認・・・充電モニタ(緑色LED)が点灯しているかを確認してください。充電モニタが消灯している時は、バッテリーが充電されていません。消灯の原因を確認の上処置してください。

性能確認・・・非常点灯の性能をチェックする時は、十分( 24時間)充電したのち常用電源を遮断して非常点灯に切り替えてください。20分経過後、 非常点灯しているか再び確認してください。

充電モニタが点灯しない時および非常点灯が20分持続しない時は、バッテリー交換など適切な処置をしてください。

 

交換

交換の目安

器具本体は8~10年での交換が目安です。

器具の種類 適正交換時期 耐用の限度
誘導灯 電池内蔵形 8~10年 12年
電源別置形 8~10年 15年
専用形 8~10年 15年

認定マークの色での交換の目安

認定マークの色 製造年月日 対策
青色 1996年4月~2002年3月 器具の交換をおすすめします。
青色 2002年4月~2005年8月 点検し、不具合が見つかれば、部品交換※、器具交換をしてください。
※部品とはランプ、蓄電池、誘導灯表示板を指します。
緑色 2005年2月~2011年3月
黒色 2011年4月~2013年3月
黒色 2013年4月~2018年3月
青色 2018年4月~

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